桜紋の扉―自殺防止への取り組み、納骨堂「帰郷庵」へのご納骨、供養の意義などについてご紹介します。
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試練の荒波を乗り越えて(その2)

(T・Oさんの体験)



若者との再会


平成16年3月18日、お大師様、菩薩様の尊い大慈大悲のお導き、お計らいにより、主人が弥陀の浄土へ旅立って今年(平成20年)で五回忌になります。

命日を迎える一ヶ月ほど前の2月21日、事故を起こした加害者の運転手さんが、お参りに来て下さいました。

そして、「事故を起した後で体が悪くなり、会社を辞めて入院し、半年後に退院しました。その後は、仏様に手を合わす生活をしています。やっと再就職する事が出来、もっと早く来たかったのですが、初めて休みが取れましたので、お参りさせて頂きました」と云って、自分が思っていることを色々と話されました。

私が背負っている因縁を解く為には、どうしても遇わなければならない因縁の相手であり、若者と遇わなければ因縁を解くことが出来なかったのだと、御法嗣様はお導き下さいました。

菩薩様のお計らいで遇わせて下さった若者ですので、帰られる時、道歌集を渡し、菩薩様の救いの御手によって、若者の魂が救われ、望んでおられるお子さんが無事誕生するよう、祈りました。


不思議な霊夢を見る


その晩、不思議な夢を見ました。

私は一人で、田の畦道を歩いていました。前の方に御婦人が二人、その後を若者が歩いていました。二人の御婦人の姿はもう見えなくなり、私は若者に手を差し延べて、「待って、待って」と大声で叫びながら走っていました。

犬の哭声が聞こえ、角を曲ると、お爺さんと牛がいました。細い畦道ですので、お爺さんは犬と牛を両手でかばい、「これを食べながら帰りなさい。ここを行った所が山梨だからね」と云って、柔らかい皮のついたままの筍(竹の子)を一本下さいました。

ふと横を見ると、先程の若者がいましたので、「待っていて下さったの?」と声をかけた所で、目が覚めました。

尊い霊夢から目覚めても「ここを行った所が山梨だからね」と教えて下さった「山梨」という言葉が、山梨の高野山法徳寺と重なって心に深く残り、胸がいっぱいになりました。


法徳寺の御寺紋の干菓子


それから一ヶ月が経った3月21日、御厨人窟案内所から帰って来ますと、玄関に荷物が置いてあり、「お留守でしたので、お墓にお参りさせていただきました」という、運転手さんが勤めていた会社の社長さんからのメモがありました。

社長さんは女性で、今まで数々の真心を頂き、お参り下さった時は、いつも手を取り合って、お互いを観音様と拝み合う仲でしたので、留守をしていた事が大変申し訳なく、是非お会いしたかったと思いながら、頂いたお品を抱き締めますと、いつも変わらない真心に胸が熱くなり、涙が溢れて止まらず、声を出して泣きました。

中を開けて見ますと、他の品物と一緒に、可愛いピンク色の箱があり、その中に、お干菓子が入っていました。

驚いた事に、そのお干菓子は、見れば見るほど、法徳寺の御寺紋である桜紋と升紋が一体となった、法徳寺の御寺紋そのものでした。 

そのお干菓子を見た瞬間、私は、「菩薩様の桜だ」と直感し、菩薩様のお計らいに違いない事を確信いたしました。

その後、社長さんから、「今回、ご主人のご供養は懇ろにさせて頂きました。M(運転手さん)は退社し、私も会社を長男に譲り、引退いたしました」とのお電話を頂きましたが、私は、心の中で、運転手さん、社長さんとの因縁を解く大きな節目を迎えたように思いました。


因縁が解けた証と悟らせて頂く


それから一ヶ月後の平成20年4月13日の春の大法要に、慈悲のおやざと・高野山法徳寺へ、姉と二人で帰らせて頂きましたが、山梨へ向かう前日の道中で、思いがけないお計らいがございました。

社長さんがお供えにとお持ち下さったお干菓子の内、五個を大阪の姉の家に持参し、菩薩様の御宝前にお供えさせて頂きました。

姉は二個をお下げし、「これは山梨行きのバスの中で私達が頂きましょう」と言って、御同行のTさんから頂いた可愛い袋に入れ、バスに乗りました。

ところが、バスの中で頂くつもりが、お菓子の入った袋をバスの下のトランクの中に入れてしまったため、そのまま食べずに、法徳寺へ持ってくる事になったのです。

最初はその事の意味が分りませんでしたが、これが、菩薩様の尊いお計らいであった事が、法徳寺へ帰らせて頂いて、ようやく分らせて頂きました。

大法要前日の4月12日、姉と二人で高野山法徳寺へ帰らせて頂き、因縁を解く夢殿の御回廊廻りの行をさせて頂き、数々のお計らい、法力を賜わって無事帰らせて頂きましたことを、深く感謝申し上げてお参りさせて頂きました。

そして、御法嗣様、御家族の皆様に二個のお干菓子を御提示させて頂き、社長さんも運転手さんも会社を離れ再出発されました事や、不思議な霊夢を見せて頂いた事などをお話させて頂きましたが、その話を聞いていただく為には、どうしても二個のお干菓子を法徳寺までお届けしなければならなかったのです。だから、山梨へ来る道中で、食べさせて貰えなかったのだと思いました。

御法嗣様は、

「筍(竹の子)には節がありますからね。運転手さんとの因縁が解けたという事ですよ。Oさんは、大きな節を乗り越えられましたね。おめでとうございます。升の中に桜の花が入ったこのお干菓子は、菩薩様から頂いた証ですよ」

とお教え下さり、尊いお悟りを開かせて下さいました。


御回廊廻りの功徳


御同行のSさん、Nさんが遠路わざわざ届けて下さいました、額に入った立派な法徳寺の夢殿のお写真の前で、O家の因縁を解く夢殿の御回廊廻りの行を、心に念じながら、平成19年10月30日より毎朝させて頂いておりました。

お蔭様で、主人が弥陀のふるさと・高野山法徳寺へ救われて帰らせて頂いてから五年、御回廊廻りの行を始めさせて頂いてから五ヶ月と十八日で、運転手さんとの因縁を解かせて頂くことが出来ました。これこそ、菩薩様の通力の偉大さを物語る以外の何ものでもありません。

そして、その証が、法徳寺の御寺紋をあしらったかの様なお干菓子ですが、私にはこのお干菓子が、社長さんの数々の真心が成就した証でもあるように思えました。

山梨からの帰りのバスの中で、姉は「霊夢に出て来た二人の御婦人は、N様とH様で、お爺さんは菩薩様、若者は運転手さんで、犬は戌年生まれの私(姉)、牛は丑年生まれのあなたよ」と、私に教えて下さいました。


私に与えられた使命


有難い事に、法徳寺へ帰らせて頂きますと、いつも分らないお計らいやお導きについて悟らせて頂けるのでございます。

こんな素晴らしい救済の御寺は、世界中どこを探してもございません。

夢殿の御回廊廻りと汗露水で因縁を解いて頂ける御寺、仏法(歌碑)のあるお寺、高野山法徳寺に帰らせて頂けるわが身の幸せを、いつも痛感しております。

O家の因縁を解く夢殿の御回廊廻りの行は、今も毎朝、心に念じながら続けさせて頂いております。お大師様、菩薩様を信じ切ることの大切さを、身を以て体感させて頂き、深い慈悲心に救って頂きました事は、末代までも忘れるものではございません。

これからも自分一人の救いに安住することなく、傷付いた人々の心を優しく包んであげることが、私に与えられた使命であり、菩薩様の願いであると深く肝に銘じ、多くの悩み苦しむ人々が救われて、生き仏様の下へ帰らせて頂けますよう、法縁の皆様に語り伝えてゆきたいと思っております。

お大師様、菩薩様、御法嗣様、御家族の皆様、本当に有難うございました。

南無大師遍照金剛
 南無普門法舟大菩薩

合掌

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