桜紋の扉―自殺防止への取り組み、納骨堂「帰郷庵」へのご納骨、供養の意義などについてご紹介します。
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生きるとは 往くも帰るも世のために

尽す人をば 生きるとぞいう



人間の生死(しょうじ)とは


人間は心臓が止まった時に死にます。世間の常識では、そう考えられています。移植医療の現場では、心臓が停止する前の脳死段階で死と判定されるようになっていますが、心臓死にせよ、脳死にせよ、肉体的機能が停止した時に人間は死ぬと考えられている事に変わりはありません。

果たして人間は、肉体が生命活動を停止した時に死ぬのでしょうか?

例えば、今年七月二十六日、相模原市の障害者施設で、二十六歳の元施設職員の男性が、十九人を殺害し、二十九人に重軽傷を負わせるという痛ましい事件がありました。

犯人は、肉体的、医学的には、間違いなく生きている人間ですが、「障害者はこの世にいない方が幸せだ」としか考えられない心は、もはや生きている人間の心とは言えません。

オウム真理教が起こした無差別テロ事件は、わが国ばかりか、世界中を震撼させ、未だに私たちの脳裏から消える事はありません。

教団と対立する弁護士とその家族を殺害した「坂本弁護士一家殺害事件」、教団の松本支部の立ち退きを求める訴訟の判事を殺害する目的で猛毒ガスのサリンをまき、多くの人々を殺害した「松本サリン事件」、教団への捜査と首都圏の混乱を目的に地下鉄にサリンを撒いて十二人の死者と数千人の負傷者を出した「地下鉄サリン事件」など、数々の無差別テロ事件を起こしたのは、教団の麻原彰晃教祖に命じられるままに行動した一部の狂信者たちでした。

彼らは、「救うためにはポア(殺害)しなければならない」と、自分たちに都合の好い解釈をして、何の罪もない人々を無差別に殺害しましたが、彼らもまた肉体的には、百パーセント生きている人間です。

しかし、その心は、相模原事件の犯人と同様、すでに生きている人間の心ではありません。世間の常識では、彼らを死人とは言いませんが、お悟りの世界から見れば、彼らはすでに死んでいるのも同じなのです。


何が生き何が死んでいるのか


お釈迦さまは二千五百年以上も前のお方で、そのご遺骨は仏舎利として八つに分割され、インド国内の寺院にお祀りされました。

その後、敬虔な仏教徒であったマウリア朝のアショカ王が、仏舎利を更に細かく分け、周辺国を含めて八万余りの寺院に再分配しましたが、仏舎利には限りがある為、仏教が世界中に広まるにつれて、仏舎利によく似た宝石や貴石が仏舎利の代替品として用いられるようになりました。

しかし、仏舎利や仏舎利の代替品はあっても、お釈迦様の肉体はもうありません。医学的に言えば、お釈迦様は二千五百年前にすでに亡くなっておられるお方なのです。

千年以上前に御入定されたお大師様は、いまもなお紀州高野山の奥の院に生き続け、人々を救済しておられると信じられていますが、医学的観点から見れば、その肉体が千年以上もの長きに亘って生き続けているという事は考えられません。

またお大師様より「入定せよ」との示現を頂かれ、平成二年四月十三日に御入定された菩薩様の肉体も既になく、菩薩様の仏舎利も、夢殿の心礎に安置されていますから、肉体的生命の死を人間の死とすれば、菩薩様も亡くなっておられる事になります。

しかし、多くの人々が今でも、「お釈迦さま、お釈迦さま」と慕いながら、インド各地の仏跡を巡る姿を見ていると、お釈迦様が亡くなっておられるとは到底思えません。

お大師様も、いまなお生き続けておられると信じられ、紀州高野山や四国八十八カ所霊場には、いまも救いを求めて巡る人々の姿が絶えません。

お大師様と不二一体の生き仏となられた菩薩様も、生きている幾多の証を私たちにお示し下さっています。

何故、二千五百年以上も前のお釈迦様を慕い、千年以上も前のお大師様に救いを求め、既に肉体のない菩薩様を生き仏と信じる人々がいるのでしょうか?

それは、お釈迦様やお大師様や菩薩様がそのご生涯を通して示された衆生救済の一念が、今も生きて悩める人々をお救い下さっているからです。

つまり、お釈迦様やお大師様や菩薩様の仏性が、いまも生きて人々の魂を清め、進むべき道を指し示して下さっているのです。

お釈迦様やお大師様や菩薩様が、いまなお救世主と仰がれ、慕われているお姿を見れば、人間の生死を決めるのは決して肉体ではない事が分かります。

人間の生死を決める上で、肉体が有るか無いかは、大きな問題ではありません。人間の死をきめるのは肉体ではなく、心なのです。

合掌


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