桜紋の扉―自殺防止への取り組み、納骨堂「帰郷庵」へのご納骨、供養の意義などについてご紹介します。
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帰郷庵落慶法要に頂いたお計らい

(M・Kさんの体験)



神坂峠の手前で動かなくなった車


いつもお加護を頂き有り難うございます。

昨年(平成二十三年)十月、帰郷庵落慶法要に出席させて頂くにあたり、お大師様、菩薩様より、有り難いお計らいを頂きました。

このような体験は、自ら望んでさせて頂けるものではなく、お大師様、菩薩様の見えぬお力によってさせて頂いた行であり、お計らいに違いないと確信し、この体験を、一人でも多くの皆様にお伝えする事が、お計らいを頂いた者のお役目ではないかと思い、ここに拙い筆を取らせて頂きました。

昨年十月二十日の帰郷庵落慶法要に出席させて頂く為、私は、十九日早朝、家内と三人のご同行の方々を車に乗せて和歌山の自宅を出発し、法徳寺の在る山梨へ向かいました。

車中では、みんなの話し声や笑い声が飛び交い、順調に中央自動車道を走っておりましたところ、恵那山トンネルの手前にある神坂(みさか)トンネル近くに来たところで、突然、車のバッテリー系統異常ランプが点灯しました。

いつもなら、トンネルの手前まで来ると、追い越し車線を走るのに、何故かその時は、追い越し車線ではなく、走行車線を走っておりましたので、直ぐに左側にあった待避所に入る事が出来たのですが、入れた途端すぐにエンジンが止まり、二度とかからなくなりました。

早速JAFに電話を入れ、診てもらったところ、自動車の発電機の故障という事で、私達五人は、車に乗ったまま、JAFのレッカー車に乗せられ、最寄りの修理工場へ運ばれて行きました。

あいにく故障した発電機が修理工場に無く、二十一日にしか入らないという事で、車はそのまま修理工場に預け、私達は、修理工場の近くでレンタカーを借り、山梨へ向かう事になりました。

いつもなら四時半か五時頃には到着しているところですが、その日は随分遅くなり、山梨の宿泊先に到着したのは、夜の九時近くでした。

今回、帰郷庵落慶法要という有り難いご縁を頂き、その法要に出席させて頂く為、和歌山から山梨に向かっている途中で、車のアクシデントという思いもよらぬお計らいを頂いたのですが、車が動かなくなったところが神坂トンネルの手前であり、しかも、トンネルのある「神坂峠」は、読んで字の如く、神の坂の峠なのです。

そこで、私達は、「落慶法要に向かう途中、何も神坂峠の手前で、このようなアクシデントに遇わなくてもいい筈だ。これはきっと、お大師様、菩薩様のお計らいに違いない。このお計らいには、きっと何か深い意味がある」と思わせて頂いたのですが、その時はまだ、お計らいの意味が分かりませんでした。


法嗣様が頂かれた数々のお計らい


今回のお計らいには、どのような意味があるのか?お大師様、菩薩様は、このお計らいを通して、何を教えようとしておられるのか?

私達は、その疑問を抱えたまま、翌十月二十日の朝、帰郷庵落慶法要出席の為、法徳寺へ帰郷させて頂きました。

そして、ご同行の皆様と共に、厳かなる落慶法要に出席させて頂き、法要が無事厳修されたあと、法嗣様からご法話がございました。

実はこの日、法嗣様は、帰郷庵の落慶法要に因んだ別の法話を予定しておられたそうですが、私達が思いも寄らないお計らいを頂いたので、急遽、話の内容を変更され、「自らする行・させられる行」と題してご法話をして下さいました。


越えられなかった内津峠


神坂峠から法徳寺様にお電話をさせて頂き、事情を説明させて頂いた時、法嗣様は「木原さん達も、お計らいによって、行をさせられましたね」とおっしゃいましたが、そうおっしゃられたのは、法嗣様達も、法徳寺の落慶に当り、行をさせられたご経験がおありだったからです。

平成十六年に法徳寺が御開創された時、法嗣様とご家族は、奈良県の桜井から山梨までの400キロの距離の約半分に当たる200キロのところにある「内津峠サービスエリア」の手前まで来たところで、法徳寺の鍵を忘れた事に気付かれ、そこからもう一度桜井までの200キロの道のりを走って鍵を取りに戻られ、再びその日の内に桜井から山梨までの400キロの道のりを走らされるという、尊いお計らいを頂かれました。

法嗣様は、法話の中で、そのお計らいについてお話して下さいましたが、そのお計らいの行は、桜井にある安倍文殊院さんから拝領した文殊菩薩様を、桜井から山梨へお運びするためにさせられた行であり、どうしてもしなければならない行だったそうです。

さらに、夢殿の落慶法要前日の平成十六年十月二十日、山梨県を通過した台風二十三号の直撃を受けて、法徳寺の庫裏の裏手にある土手の一部が崩落し、後日、法嗣様ご家族とご同行の方々の手で、土嚢積みをされたのですが、これも、落慶という大きな節を超えさせて頂く為にさせられた行だったというお話もして下さいました。

こうして過去の様々なお計らいのお話をお聞きしますと、落慶という大きな芽の出る節目の時には、節を越えさせて頂くための行が、お計らいによって与えられている事が分ります。


大きな節を越えさせて頂く為の行


今回の帰郷庵落慶に当っては、私達だけではなく、他のご同行の皆さんもそれぞれ、お計らいによって、何らかの行を頂いておられたようですが、今回私達が頂いたお計らいも、帰郷庵落慶法要に出席させて頂く為に山梨へ向かっている途中での出来事であった事を考えれば、やはり法嗣様がお話された様に、帰郷庵落慶という大きな節を越えさせて頂くために、させられた行だったのではないかと思わずにはいられません。

帰郷庵の落慶には、お堂が一つ新たに建立されるという意味だけではなく、お大師様、菩薩様の慈悲のふところに帰郷させて頂くために、私達一人一人が魂の磨きぬかれた人間とならせて頂かなければならないという救済の意味が込められており、今回私達が「神坂峠」で頂いたお計らいも、魂の磨きぬかれた人間とならせて頂く為にさせられた行であり、この行を越えさせて頂かなければ、帰郷庵の落慶法要には出席する事が出来なかったのではないかと思います。


守られている身の有難さ


改めて今回の出来事を振り返ってみますと、お大師様、菩薩様の大きなみ心の中でのお計らいであり、させられた行であった事がよく分かりますが、行といいましても、ただ厳しいだけの行ではなく、お大師様、菩薩様にお守り頂いている中での有難い行でした。

もし、「神坂峠」でお計らいを頂いた時、「これでもう落慶法要には行けないのか。引き返さなければいけないのか」と、後ろ向きの気持ちになっていたら、恐らくお大師様、菩薩様の深いみ心も、お計らいの意味も分からないまま、峠を越えさせて頂く事は出来なかったかも知れませんが、私達五人のお大師様、菩薩様を信じ切る心は、微動だにしませんでした。

心が揺れ動かなかったのは、お大師様、菩薩様に守られている中でさせて頂いた行だったからに違いありませんが、守られていると感じる証は、幾つもございました。

先ず一つ目は、車が動かなくなったのが、神坂トンネルの手前だった事です。

トンネルの手前で動かなくなったからよかったものの、もしトンネルの中で車がストップしていたら、大事故につながっていたかも知れません。

そう考えると、今でも冷や汗がにじんできますが、バッテリー系統異常ランプが点灯した時、ちょうど左側に待避所があり、いつもならトンネルの手前まで来ると追い越し車線を走る私が、この時は走行車線を走っていたため、直ぐに左側にある待避所に車を入れることが出来、難を逃れさせて頂く事が出来たのです。

しかも、待避所に入った途端、エンジンがストップし、二度とかかりませんでしたから、もし追い越し車線を走っていれば、追い越し車線上でエンジンがストップし、立ち往生して、大変な事故につながっていたかも知れません。

偶然だと言われればそれまでですが、私にはただの偶然とは思えません。きっと、お大師様、菩薩様が、待避所に車を入れるまで、エンジンがストップするのを防いで下さっていたに違いありません。

お計らいの中でさせて頂いている行だからこそ、お守りを頂けたのだと思います。


夕食抜きの宿泊予約


二つ目の証は、宿泊先の予約の事です。

いつも宿泊先は、清里にある「伊予ロッヂ」を前もって予約するのですが、今回は伊予ロッヂからキャンセルの連絡があり、止むを得ず「八ヶ岳ロイヤルホテル」に、夕食なしの予約を入れていました。

いつも伊予ロッヂのオーナーや皆様から、心からのおもてなしを頂き、また食事も大変美味しいので、もし伊予ロッヂに予約していれば、間違いなく夕食もお願いしていた筈ですが、その日、山梨に到着したのは、夜の9時近くでしたので、もし伊予ロッヂに予約していたら、夕食で大変なご迷惑をおかけしていた事でしょう。

お大師様、菩薩様は、今回のお計らいをされるに当たり、夕食に間に合わない事を見通された上で、宿泊先をいつもの「伊予ロッヂ」ではなく、「八ヶ岳ロイヤルホテル」を夕食なしで予約させて下さっていたのです。

私は、いつもの伊予ロッヂに予約が取れなかった事の意味を、余り深く考えていませんでしたが、今回のお計らいを頂いて、初めてお大師様、菩薩様の深いみ心を分からせて頂きました。

八ヶ岳ロイヤルホテルに夕食なしで予約をしたのは、自分の意思でしている様に思っていましたが、実は、お計らいによって予約させられていたのです。

伊予ロッヂからキャンセルの連絡があった事も、八ヶ岳ロイヤルホテルに夕食なしで予約した事も、すべてお大師様、菩薩様のお計らいだった事がよく分ります。


レンタカーの番号


三つ目の証は、修理工場近くで借りたレンタカーです。

車のナンバーが「・898」という番号だったのですが、落慶法要に参列されたご同行のN氏が、この番号をご覧になり、「この898は、吐くわ≠セから、全ての穢れを落とし、清らかな身となって神坂峠を越え、落慶法要に参列しなさいというお大師様、菩薩様のお計らいに違いない。Kさんご一行は、大変なお計らいを頂かれたなあ」と思われたそうで、法要の後で、そのお話をして下さいました。

そのお話を聞きながら、「今回の行は、心の穢れを吐き出し、清らかな身となって、落慶という大きな峠を越える為の行なのだよ」という事を、お大師様、菩薩様が、車のナンバーまで使って教えて下さったのだと、再認識させて頂きました。

いつもなら法要の前日に一泊するだけなのですが、車の修理が二十一日の午後になるという事で、今回は、八ヶ岳ロイヤルホテルに二泊する事となり、落慶法要翌日の二十一日も、法徳寺様へ帰郷させて頂き、心ゆくまで、ゆっくりお話をさせて頂く事が出来、この上ない有難い帰郷となりました。


信じ切ることの大切さ


今回のお計らいを通して気付かせて頂いた事は多々ありますが、特に痛感した事は、第一に、思いがけない事が起きた時や、都合の悪い事が起きた時、それを在るがまま受け止め、お大師様、菩薩様の救いを信じ切って、その裏に隠されたお計らいの意味を深く悟れるか否かによって、天と地ほどの差が生まれるという事であり、第二に、だからこそ、お計らいをどのように受け止めるかが大切だという事でした。

私がいま皆さんに申し上げたい事は、お計らいを頂いたら、お大師様、菩薩様を信じ切って、「お計らいを頂くには、必ず理由がある筈だ。お大師様、菩薩様は私に何を教えようとしておられるのだろう」と、先ず自分の胸に問いかけてみる事が大切だという事です。

そうすれば、お大師様、菩薩様は、必ずその問いかけに答えて下さいます。そして、その深いみ心も分からせて頂け、一歩も二歩も前に進むことが出来るのです。

その反対に、「落慶法要に来たのに何だ」と言って不信感を募らせれば、折角のお計らいを頂きながら、一歩も前に進むことが出来ないばかりか、お大師様、菩薩様のみ心も悟れぬまま、尊い人生を流されていってしまうのです。


お大師様、菩薩様のご苦労


今回のお計らいは、信じ切る心が如何に大切かということを改めて再認識させて頂いたという意味で、この上もなく有り難いお計らいでしたが、 法嗣様から、「お大師様、菩薩様は、私達に行を与える時は、自らも私達以上に厳しい行をしておられるのですよ」とお聞きした時には、目から鱗が落ちたような気がいたしました。

私達は、厳しいお計らいを頂くと、つい自分だけが辛い行をさせられているように思いがちですが、お計らいの裏で、私達以上に辛く厳しい行をしておられるのが、お大師様、菩薩様なのです。

お大師様、菩薩様のご苦労を思えば、私達がさせられている行など、行のうちにも入らないと気付かされ、改めて、守られている身の幸せ、有り難さをかみ締めさせて頂いた次第です。

これからも、お大師様、菩薩様の衆生救済のお手伝いをさせて頂けるよう、一層精進を重ねていきたいと思います。

お大師様、菩薩様、本当に有り難うございました。

南無大師遍照金剛
 南無普門法舟大菩薩

合掌

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