桜紋の扉―自殺防止への取り組み、納骨堂「帰郷庵」へのご納骨、供養の意義などについてご紹介します。
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帰郷こそが悟りの道

(F・Kさんの体験)



帰郷を前に頂いた尊い御行


昨年(平成21年)の秋、恒例の秋季大法要にお参りさせて頂く準備も整い、当然の事のように、生き仏様のおわします魂のふるさと・高野山法徳寺に帰郷させて頂ける事を楽しみに精進しておりましたところ、10月3日の朝から、激しい咳が出始め、喉が痛み、一昨年(平成20年)の秋の大法要の後と同じように、汗だくの状態になりました。

一昨年も、法徳寺から帰阪して妹を見送ったその夜から、大量の寝汗をかくようになり、夜中に目覚めると、汗でびっしょり濡れ、また目覚めると、再び汗でびしょ濡れになっており、また着替えて、朝目が覚めると、再び汗でびしょ濡れの状態でした。

その時は、「熱が出たり、引いたりしたのかしら」とも思いましたが、その次の夜も、次の夜も、一晩に二回、更に朝一回と、三回も汗でぐしょ濡れになるのです。

一昨年に続き昨年も、同じような状態になり、その後も、発熱、腹痛、消化不良と、毎夜毎夜、寝汗をかく日々が続きました。

21年間、かかりつけのお医者様も「早く治って山梨のお寺に行きたいでしょう」と、一生懸命に治療をして下さいましたが、「インフルエンザでもなく、血液検査も異常がないのに」と、首を傾げるばかりでした。

検査をしても何の異常も見つからないという事になれば、これはもう病でない病を頂いたと悟る他はなく、私は、お大師様、菩薩様から、御聖地・高野山法徳寺へ帰る為には、どうしても為さねばならぬ大慈大悲の仏行を賜わったのだと悟りました。

菩薩様の御在世中の勿体ない最後の御尊姿や、今は亡きF・E様が最後に御参詣してお帰りの車窓から、笑顔でVサインをなさったお姿を思い浮べながら、「体は病んでも心を病んではならない。勿体ない行を賜わったのだから」と、手を合わせる毎日でした。

次第に秋の大法要の日が近づいてきましたが、御行はますます厳しさを増し、次第に衰弱していく私の身を案じる主人から、「お寺に帰られないようなら、孝子にそう言って早く予約を取り消しなさい」と何度も言われました。

しかし、私にはその気はまったくなく、有るのはただ「お大師様、菩薩様、御法嗣様、寿法様、御家族の皆様方のおわします、法灯ともる魂のおやざとに帰りたい。帰りたい。何としても帰りたい」という一念だけで、その願望と募る思いを抑える事が出来ませんでした。

たとえ帰郷の道中で妹の孝子に迷惑をかけても、迷惑だと思わぬ悟り切った妹だから、必ず共に帰らせて頂けると信じ、御行を続けておりました。

でも、私の祈りの力では何とも成し難く「お風呂にも入れず、髪も洗えず、体は汚れておりますが帰らせて頂きます。どうぞお許し下さいませ」と、現状のご報告と、帰郷のお誓いのお電話を、法徳寺様にさせて頂きました。


生き仏様の不可思議なお計らい


菩薩様と御一体であらせられる御法嗣様、寿法様、御一家の皆々様方は、厳しい御行の結願の後にも拘りませず、私の帰郷を叶えるための救済の尊い御行をなさって下さり、そのお行の功徳によって、生き仏様ならではの不可思議な、勿体ない通力を賜わる事が出来ました。

不思議にも、お電話をした翌日から急に快方に向かったのでございます。

思えば、菩薩様は、10月3日から16日までの13日間、私に尊い御行を与えて下さり、どこまで仏法の懐に帰ろうとする一心を起こせるかどうかを、お試しになられたのでございます。

勿論、私には少しの迷いもなく、菩薩様は、ひとすじに帰郷を切望する私の心をお見通しでございました。

菩薩様は、仏徳を成就した妹のT子が、ちょうど室戸岬を発つ早朝、私を爽快に目覚めさせ、床を上げさせ、元気に掃除をさせ、妹を迎える準備までさせて下さったのでございます。

そして、梅田から私の家まで車で僅か20分足らずの距離であるにも拘らず、尊い妹を迎えるため、わざわざ京都に住む弟を遣わし、送迎のお役目を与えられたのでございます。

弟は、姉であるT子が悟りを深め、お大師様、菩薩様を信じ切り、仏法を求める四泊五日の帰郷をも厭わぬ尊い菩提心に深く感じ入り、自らも尊い菩提心を授かったに相違ありません。


感謝感激の帰郷


病み上がりの私にとって、菩薩様のお使者とも言うべき妹に導かれ、生き仏様の御聖地、救済の御寺、高野山法徳寺に辿り着き、御法嗣様、寿法様、御一家の皆様方の御慈愛あふれる笑顔に迎えられた時は、感謝感謝で勿体なく、あふれる涙を抑える事が出来ませんでした。

菩薩様が御法身を留められ、御霊光が燦然とかがやく夢殿に向かい合掌する手が、懺悔と感謝、感激で震えました。

「菩薩様、ただいま帰りました」と心の中で叫びますと、「真実の帰郷を遂げたなァ」と、忘れた事のない懐かしい菩薩様の御法声が響いてまいりました。

広大無辺の御威力に平伏す想いで、報恩謝徳の誠を捧げる御回廊廻りをさせて頂きました。


9年前のお計らい


この度の帰郷の際も、仏法の懐に飛び込んで、改めて菩薩様の計り知れない御高徳、勿体ない御高徳の偉大さに気付き、尊崇の念をいよいよ深めました。

それは今から9年前の事でございます。孫のピアノの発表会の前夜、娘夫婦の家の二階から落ち、右腕脱臼と骨折、右足甲も骨折する大怪我をしました。頭の中は真っ白になり、痛さも度を越すと感じなくなる事を知りました。

その頃はまだ信仰も浅く、菩薩様の仏法を求めている時期でしたので、尊いお計らいの数々にも気付かず、「何故?どうして?」と、悟りの道をさがし求めるばかりでした。

ところが、ピアノの発表会の当日、孫が舞台に上がったちょうどその時、後方上段から大きな音と共に、パネルが落ちてきたそうでございます。

一同びっくりしたけれど、壁にそって落ちたので孫に怪我はなく、演奏をしたそうですが、もし当っていたら、大怪我をして発表会どころではなかったと聞きました。

今から思えば、私の怪我は、孫と出演者、関係者の皆様を救済せんが為、天眼天耳示現自在通の尊い生き仏・普門法舟大菩薩様のお計らい下された代受苦の試練だったのでございます。

弥栄病院の先生方は、当然折れるはずの鎖骨も足首の骨もまったく異常がないので、とても不思議がっておられましたが、これは菩薩様が、通力をもって最小の怪我におさめて下さったからであり、さもなければ、私も孫も、もっと大きな怪我に見舞われていたに相違ございません。


入院中の出会いと悟り


入院中にも様々な人の生き様を見せて、私に仏法を説いて下さいました。

「先打て 先打て 功徳の太鼓」の御法話を思い出し、毎朝、お勤めの後、車椅子で朝の挨拶をして廻りました。病室の扉も、昼間は開けておきました。

「ここに居る間に私のふるさと、弥栄を少しでも知って下さい」と言って、郷土誌や、丹後縮緬に関わった女性哀史の本を持ってきて下さった人。

「自分は前立腺ガンで手術を勧められているが内科に入院している家内の世話が出来なくなるから」と言って、いつも大きな袋を持ち歩いていた人。

ご主人の運転する車が田んぼに落ち、両足が砕けて車椅子になった人からは、一言も、ご主人を恨む言葉は聞かず「早く帰って孫の子守をするのよ」と言って、ニコニコ退院して行った人。

私が夜のトイレが淋しくないようにと、扉を開けて電灯をつけて下さった人。

私を部屋に招き入れてくれた人は、96才で、四人の息子さんをみな医者に育て上げた人で、私の手をギュッと握り、「私のパワーよ」と微笑んで下さいました。

面会室の椅子に大きな荷物を置き、一日中、人待ち顔で座っていた人は、聞くところによると、一人息子さんが目前で自動車事故にあい、この病棟で亡くなったとの事。嵐の日も、大雪の日も、亡き息子さんの為に着替えや食べ物を持って、もう一年近く毎日通っているとの事でした。

真っ白くなった髪、虚ろな瞳に、私はかける言葉もなく、心の中で救済の合掌をするのみでした。

弥栄の病院は、まさに朝夕唱えさせて頂く御法歌「頼め彼岸へ法のふね」の御聖歌そのものの世界を見るようであり、「悟れ。悟れ」と私に問いかける菩薩様の尊い大慈大悲の救済の息吹きの中だったと悟らせて頂きました。

これは、真実の帰郷を遂げた今だからこそのお悟りでございます。改めて、お大師様、菩薩様の限りない御高徳を讃え、広大なる救済の御足に額ずかずにはいられません。


9年目の不思議


昨年(平成21年)の春の大法要の帰郷では、怪我をした右腕が痛み、九年経っても治らないから、一生この腕を拝み続けようと思っていました。

その年の9月、いつものように汗露升にお水を注ぎ、身代り升地蔵菩薩様の御宝前にお供えして御行をしておりますと、御升の右隅に水晶のように光る雫が目に止りました。

行の後、その汗露水の雫を押し頂き、痛み続ける右腕につけました。

ところが、3日位すると、不思議にも、痛みがすっかり取れていたのです。

9年経っても治らなかった痛みが、どうして急に治ったのか不思議でなりませんが、菩薩様の代受苦の御汗である汗露水を賜ったお陰である事は申すまでもございません。

汗露水は、「仏宝」「法宝」「僧宝」の三宝に匹敵する誠に尊い御聖水である事を、体験させて頂いておりますが、改めてその偉大さを身をもって痛感致しました。

勿論、汗露水の功徳は、日々の御回廊廻りの仏行あってこそ、生き仏様の御法心からあふれる尊い救済の功徳を賜れるものであり、毎日の御行が如何に大切かを改めて悟らせて頂きました。

お大師様、菩薩様から賜る身に余る数々の尊い救済の御光明に報いられるよう、日々精進を積み重ね、衆生救済の悲願成就のお手伝いに勤しむことをお誓い申し上げます。

南無大師遍照金剛
 南無普門法舟大菩薩

合掌

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汗露升

 

 

 

 

 

 

 

 


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