桜紋の扉―自殺防止への取り組み、納骨堂「帰郷庵」へのご納骨、供養の意義などについてご紹介します。
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不思議は世々に新たなり千年に一度の聖水神通力について夢殿の御回廊廻り汗露臺の御本尊

汗露臺の御本尊



汗露地蔵菩薩様をお迎えする


夢殿には、升の中に立って灼熱の御汗を流しておられる身代り升地蔵菩薩様がお祀りされておりますが、この身代り升地蔵菩薩様こそ、衆生を救うためご苦労していて下さる菩薩様の代受苦の御姿に他なりません。

本来ならば菩薩様の代受苦の御汗である汗露水は、菩薩様が立っておられる升から直々にお授け頂かなければなりませんが、身代り升地蔵菩薩様は秘仏であり、夢殿の扉が開かれる事はありません。

そこで菩薩様は、汗露水をお授け下さる汗露臺(かんろだい)の建立を示現されましたが、問題は、汗露臺にお祀りするお地蔵様であります。

平成十八年一月三十日、汗露臺建立について地元の大工の棟梁と打ち合わせをした時には、まだ、どの様なお姿のお地蔵様をお祀りすればいいのか、皆目見当もつきませんでした。ところが翌三十一日に、思いがけないお計らいを頂いたのです。

夢殿の周囲に四十九基の歌碑が完成したのに引き続き、御同行の皆様から御奉納して頂く歌碑を境内参道の両側に建立したいと考え、打ち合わせのため石屋さんに来て頂いたのですが、打ち合わせが終わって車に戻られた石屋さんが、何やら両手に抱えて持って来られたのです。

歌碑に使う石材の見本でも持って来られたのかと思いながら目を凝らして見ていると、何とそれは、石で作られた高さ三十センチほどのお地蔵様でした。

見れば見るほど何とも言えない可愛らしい童顔のお地蔵様で、いかにも嬉しそうにニッコリ微笑みながら合掌しておられるそのお姿に、心の底まで癒されるような想いがいたしました。

私達は、そのお地蔵様を一目見た瞬間、「このお地蔵様を汗露臺にお祀りしなさいという菩薩様のお計らいに違いない」と確信しました。

今まで菩薩様のお計らいの絶妙さを何度も体験してきましたが、前日、大工の棟梁に、汗露臺にお祀りするお地蔵様のお話をしたばかりだけに、早速その翌日石屋さんを通じて、汗露台にお祀りするお地蔵様をお授け下さった菩薩様の間髪入れぬお計らいに、改めて感動した事は言うまでもありません。


菩薩様がこのお地蔵様を選ばれた訳


一言にお地蔵様と申しましても、子安地蔵、子育て地蔵、水子地蔵などさまざまなお地蔵様がおられますが、菩薩様がお授け下さったのは、いずれのお地蔵様でもなく、心の底まで癒されるような愛らしい童顔のお地蔵様でした。

しかし、私達がこのお地蔵様を見て強く心を引かれたのは、愛らしい童顔よりも、むしろ首を少し左側に傾けられたそのお姿でした。

そのお姿を見た瞬間、私達には、菩薩様がこのお地蔵様をお授け下さった理由がすぐに分りました。汗露臺にお祀りされるお地蔵様は、どうしても首を左側に傾けたお姿でなければならなかったのです。

不思議は世々に新たなり」をお読み頂いた皆様は、すでにお分りだと思いますが、汗露水が授けられた経緯の中で、三つの不思議な出来事がありました。

一つ目は、庫裏にある二台の洗面台のうち、左側の洗面台に置いてある歯ブラシ立てとグラスに、まだ湧いていない地下水が二十一回も溜まった事、二つ目は、それと相前後して法嗣様の首の左側に起った激しい痛みと疼き、三つ目は、菩薩様を象徴する桜の寺紋額のガラス一面に、汗を流したかのようなしずくが付着していた事です。

湧出した地下水が菩薩様の代受苦の御汗を意味する聖水である事を悟らせて頂く上で欠かせなかった三つの出来事の内、洗面台に溜まり続けた地下水と、法嗣様が首に頂かれた痛みが、いずれも左側に起っていた事を考えれば、汗露水を授けて下さるお地蔵様は、どうしても首を左側に傾けたお姿でなければならなかったのです。

汗露臺の御本尊様は、菩薩様の代受苦の御汗である汗露水を授けて下さるお地蔵様として相応しいお姿でなければなりませんが、どのようなお姿がふさわしいのか、私達には分りません。

しかし「按ずるより産むが易し」の諺通り、すべてを見抜き見通しておられる菩薩様が、汗露臺にお祀りするに相応しい首を左側に傾けたお姿のお地蔵様を、石屋さんを通じてお授け下さったのです。

首を少し左に傾けながら何ともいえぬ愛らしい笑みをたたえたそのお顔を拝見していますと、生き仏と成られた菩薩様だからこそ現す事の出来た汗露地蔵菩薩様だと、うなずかずにはおられません。



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シャクヤク(芍薬)
(花言葉 はにかみ、恥じらい)

 



 

 

 

汗露臺落慶法要

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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