桜紋の扉―自殺防止への取り組み、納骨堂「帰郷庵」へのご納骨、供養の意義などについてご紹介します。
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不思議は世々に新たなり千年に一度の聖水神通力について夢殿の御回廊廻り汗露臺の御本尊

夢殿の御回廊廻り

─四国八十八ヶ所霊場お砂踏み回廊─



忘れてはならない感謝と敬いの心


日本には、昔から名水百選に選ばれるような美味しい天然水が至るところに湧いていました。そして私たちの御先祖は、美味しいお水を天地の恵みとして感謝し、敬いをもって神仏をお祀りし、御神水、御霊水として大切に守って来たのです。

近年は、めざましい経済発展の影で、美味しい水がどんどん減少している為、大勢の人々が、美味しい水を求めて集まってきますが、すぐ横に神仏がお祀りされているにも拘らず、手を合わせることもなく、ただ水だけを貰って帰っていく人々の姿を見ると、残念でなりません。

四国八十八ヶ所霊場をお参りしますと、本堂や大師堂にお参りもせず、朱印帳(納経帳)だけを貰って帰っていく人を見かける事がありますが、同じ光景を見るような思いがいたします。

法徳寺のある山梨県にも、美味しい天然水が湧き出る場所(注1)が各所にあり、多くの人々がその水を求めて集まって来ますが、天地の恵みに感謝し、敬いの心を忘れてしまっては、何の為にお授け頂いた美味しいお水か分りません。

お水は母なる地球の血潮であり、天地の恵みです。人間の体重の六十パーセント余りが水分であることを考えれば、水は生きる上になくてはならない命の源と言ってもいいでしょう。

水が湧いている場所に神仏が祀られていようがいまいが、私たちの命を支えてくれている大切な水だからこそ、水に対する感謝と敬いの心を忘れてはならないと思います。

また感謝と敬いの心でいただくからこそ、そのお水が、生きた御神水、御霊水となって私達の命を支えてくれるのではないでしょうか。


目的と手段を取り違えてはならない


生き仏様からお授け頂いたこの汗露水が、生き仏様の代受苦の御汗を意味する聖水ではなく、ただの天然水であったとしても、水に対する感謝と敬いの心を忘れてならないのは当然ですが、菩薩様が、千年に一度の聖水をお授け下さったのは、ただ水に対する感謝と敬いの心を忘れさせない為ではなく、人々の苦しみの因縁を解いて、末代までの救いを得させたい為であり、汗露水を通じて、生き仏様を信じ、敬う心に目覚めて欲しいからです。

汗露水は、生き仏様の御高徳と永遠なる命に満ちあふれた、この世に二つとなき霊水であり、その永遠なる命のお水をいただくということは、取りも直さず、生き仏様を信じ、敬う心をいただくということです。

お参りされる方の中には、汗露水に導かれてお参りされるお方も大勢おられますが、その中には、お参りもせず、ただ汗露水だけを頂いて帰っていかれるお方もおられます。

しかし、汗露水は、あくまで、生き仏様を信じ、敬う心があって、初めてその霊験を現わしてくれるのです。汗露水を頂いて救われたいという気持ちはよく分りますが、手立てと目的を取り違え、生き仏様を信じ、敬う心を忘れてしまっては、本末転倒と言わなければなりません。

大切なことは、汗露水を通じて、生き仏様を信じ、敬う心に目覚めることであり、日々の暮らしの中で、その心を実践して頂くことです。何故なら、その心が、すべての救いの始まりだからです。

いくら菩薩様でも、その救いを信じ、敬い、手を合わせる心のない人を救うことは出来ないのです。


切っても切れない汗露水と御回廊廻りの行


昔から「行信一如」(注2)と言われるように、神仏を信じ、敬う心は、必ず実践という形となって現れてきます。

また実践によって、神仏を信じ、敬う心が一層深められ、そこに切っても切れない相補関係が生まれるのです。

菩薩様を信じ、敬う心が実践となって現れてきたのが、因縁を解くもう一つの手立てである夢殿の御回廊廻りの仏行です。

汗露水と夢殿の御回廊廻りの仏行も、また相補関係にあり、この二つを切り離すことは出来ません。つまり、御回廊廻りの仏行がなければ、汗露水も、ただの天然水に過ぎないのです。

汗露水は、四国八十八ヶ所霊場のお砂踏みを兼ねた御回廊廻りの仏行の裏づけがあって初めていただける聖水であり、ただの天然水が、汗露水に生れ変わるのは、御回廊廻りの仏行の裏づけがあるからなのです。

しかも、千年に一度の聖水をいただく上で欠かせない御回廊廻りの仏行が出来る御回廊は、世界広しといえども、菩薩様の御廟「夢殿」を廻る御回廊をおいて他にはありません。何故なら、生き仏様の御廟を廻る御回廊が、どこにもないからです。

汗露水が、千年に一度しかいただけない聖水であるということは、汗露水をいただくために欠かせない夢殿の御回廊廻りの仏行もまた、千年に一度しか遇えない仏行であるということです。

御回廊廻りの仏行は、汗露水をいただき、一切の因縁を解くために欠かせない仏行であり、すべての功徳の源と言っても過言ではありません。


カンロくんと巡る夢殿の御回廊廻り


吹き出し


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法徳寺の草花と自然

シャクナゲ(石楠花)
(花言葉 威厳、尊厳)

 


(注1)富士山、八ヶ岳、南アルプスをはじめ、山梨県を取り囲むように尾根を連ねる山々を源流とする豊富な伏流水が県内各所に湧出しています。名水百選に指定されている湧水も多く、その中でも北杜市にある「八ヶ岳南麓高原湧出群」に属する三分一湧水(さんぶいちゆうすい)、大滝湧水、女取湧水(めとりゆうすい)や、名水の里として知られる白州(はくしゅう)町の南アルプス・甲斐駒ケ岳山麓から湧出する天然水などは特に有名です。

 

三分一湧水

 

 

 

 

 

 

 

(注2)行信一如(ぎょうしんいちにょ)とは、信心と実践(修行)は一体のもので、信心を離れた実践もなければ、実践を離れた信心もないという意味です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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